信託はオンラインウェブ会議で


こんにちは、信託コンサルタンタントの宿輪です。

 

民事信託(家族信託)は、制度ができてから10年以上経ちますが、実際に使われ出したのは最近の事で、身近で実例を見た方は少ないと思います。

 

この「信託情報」では、皆様の信託に対する疑問をランダムに取り上げ解説しています。


信託はオンラインWeb会議で


 

民亊信託(家族信託)と成年後見制度の違いは色々ありますが、家庭裁判所の関与が無く受託者の判断で処分ができることは、大きなメリットです。しかし、受託者が信託の趣旨を理解していないと、トラブルになってしまいます。

 

【当事者の理解】

受託者が理解せず、自分の利益のために信託財産を使う。

受益者が理解せず、受託者の事務をチェックしない。報告を求めない。

委託者が理解せず、受託者の不正を見逃す。

 

これでは信託が全く機能しません。受託者の違法行為を助長することになります。そして、委託者兼当初受託者の相続のときには、争族となってしまいます。

 

信託組成時に、それぞれの当事者が役割・権利・義務・責任をしっかり理解しなければなりません。そのためには、法律知識のない当事者が理解する迄時間をかけて説明を受ける必要があります。

 

【リアル面談は回数が限られる】

当事者全員が理解するためには、全員が同時に説明を受けることが必要です。しかし、実際に集合しての会議は制約が多いのが現実です。離れて暮らす場合は、交通費だけでも相当な金額になります。

 

弊所では、オンラインWeb会議室を設置していますので会議室、頻繁に集まってもらうことができます。スマホでも参加が簡単です。

 

可能な範囲で実際にご訪問させていただきますが、理解を深めてもらうため足りない分は、ウェブ会議室を使います。交通費を気にせず、時間も自由に使えますので、納得できるまで会議をすることができます。

 

信託組成のスピードが上がりますので、弊所もお客様も負担が軽くなります。

 

【場所を選ばない】

例えば、委託者が病院にいるような場合でも、スマホを使える状況ができれば会議が可能です。

例えば、受託者が海外出張している間でも、スマホが使えれば会議に支障がありません。信託組成が長引いてしまうこともありません。

 

実際、これまで中国・アメリカ・オーストラリアと繋いで会議をしましたが、ほぼ時差もなくできました。(中国は少し接続に苦労しましたが・・)

 

オンラインによる会議の活用が、民亊信託(家族信託)の組成にはとても良い効果をもたらします。是お気軽にご訪問ください。